君の花火

恋愛(その他)

Reo1010/著
君の花火
作品番号
1335327
最終更新
2017/03/20
総文字数
9,964
ページ数
20ページ
ステータス
未完結
PV数
416
いいね数
0



「なんで、花火が好きなの?」

打ち上がる花火を見上げながら
隣に立っている向夏に聞いた


ハルは、花火を見ながら私に聞いた

「綺麗な姿が一瞬だから。……パッと輝きを放って咲いた後は暗闇に消えていくだけでしょう?なんだか凄く素敵だと思わない?」



悲しそうな目をしながら向夏が花火を見た
俺にはその意味がわからなかった



向夏と出会って3年経った今

やっとその意味が分かった




向夏はあの時、自分と重ねていたんだね



弱かった俺は、君を支えになることは出来なかった

だから君は
暗闇の中に消えていってしまったんだ





もう1度、向夏に会えることを願って

俺は今年も
向夏が大好きな花火を上げる





「綺麗ね」って向夏が笑ってくれるのを願って



笑顔ばかりの友達思い美少女
五十嵐向夏
igarasi hina

×

強がりで意地悪なイケメン転校生
広瀬春樹
hirose haruki



儚くて苦しくて
たった1度だけの青春を──…






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