「ひかりさん、目が覚めましたか?」
不意に声が聞こえた。
「っ!はい。」
「寝不足で階段から落ちちゃったのね」
「………」
「骨折だけで済んだけど、もっと酷かったらちょっと危なかったわよ。次からは気をつけてね」
「退院はいつですか?」
こんな所でじっとしていられない。
そんな焦りが募っていた。
「まぁ、今日退院してもいいのよ?意識はあるし、ね」
今日、退院……。
「今日退院します。」
「あらあら、元気ねぇ、うふふふ」
余計なお世話だ。そんなことはどうでもいい。
予知夢のせいで人生損している気がする。
ナンデワタシガ
ヨチムヲミナキャダメナノ?
私、なにか悪い事、した???