「お疲れ様ーーー!かんぱーい!!」
担任の川崎の掛け声で、みんなが持っていたグラスを上にあげる。
学園祭最終日の放課後、近所のファミレスの一室を借りて、学園祭の打ち上げ。
私たちのお化け屋敷は大盛況で学園祭は大成功だった。
「これも、実行委員の2人が頑張ってくれたおかげです!2人に拍手ー!」
川崎の拍手でみんながパチパチと拍手する。
「で…2人は付き合ってるの?」
クラスでお調子者の男子が、ニヤニヤしながらそう聞く。
「ちょっと、莉子がこんなガリ勉と付き合うわけないじゃん!」
私のことを一番、嘘つき呼ばわりしていたユキがさっきとは180度変わってそういう。
もし黒瀬があの時私のことをフォローしてくれなかったら、きっとこの状況はないだろう。



