「見て!マコトくん!アレやってみよう!」
校舎を出て、校庭で開かれてる屋台で金魚すくいコーナーを見つけて指差す。
「お。俺結構得意だよ?」
「見せてよ!」
私が笑ってそういうとマコトくんはシャツの袖を腕まくりして、お店の生徒に100円玉を渡す。
網をもらったマコトくんはしゃがみこんで金魚を選び、私もその横に腰を下ろす。
「あれいけそう」
マコトくんはそういうと、一匹の金魚に狙いを定めて、網を薄く沈ませる。
「ほいっ」
!!
マコトくんのその声と同時に容器に一匹、可愛い金魚が入る。
「すごい!マコトくん!」
「でしょ?」
「……っ」
!!!
その顔があまりにも近くて、思わずそらしてしまう。
やっぱりかっこよすぎるからドキってしちゃう。全然慣れないや。
「…もう一匹くらい取っとくか」
マコトくんはそう言って、照れくさそうにまた網を沈めてさっきよりも明らかに速く金魚をゲットした。
「…次のところ行こうか」
2人なんだかぎこちなくなりながら、二匹の金魚が入った袋を持って、金魚すくいコーナーを後にする。
マコトくんも意識したかな…。
たくさんの人混みで、一瞬バチッと目があって…。
付き合ってるんだって強く感じた。



