「りーこちゃん!」
「麻友さん!」
部屋のドアが開いて声がしたので、机で学園祭の作業をしていた体を動かし、ドアの方を振り返る。
「お疲れ様〜本番、明後日ね!」
「はい!!」
「それで、これ…ちょっと遅くなったけど、学園祭に使えないかなーと思って」
そう言って麻友さんは後ろにしていた手を前に持ってきて、持ってた真っ白なシーツを広げた。
「これって…」
「いらなくなったシーツなんだけど…捨てるにはちょっともったいないし…もし使えるんだったら、使って欲しいなって。ほら、お化け屋敷ってこういうの使えないかな?」
「わー!嬉しいです!使えます!!」
「よかった〜じゃあ、頑張ってね?葵も楽しみにしてるみたいだから」
「はい!ありがとうございます!」
頑張ろう。
黒瀬にあんなこと言われてムカついたけど。
でも、いい学園祭にするって決めたもん。
マコトくんのためにも。



