「黒瀬…歩くの速いよ…」
スタスタと美術室へ向かう黒瀬の後を早歩きで追いかけながらそういう。
「ねぇ、黒瀬…きゃっ!」
!!
廊下を曲がった瞬間、黒瀬に腕を引っ張られて、壁に追い詰めれる。
「く…黒瀬?」
「嫌いです」
「はぁ?」
「ああいう人たちにチヤホヤされてまんざらでもない顔してる水谷さん…ダサいですよ」
「はぁ?なんなのよ。なんであんたにそんなこと言われなきゃいけないの?」
「付き合ってる人がいるなら、ああいう人たちにニコニコしないでください」
「別に…ニコニコなんか…」
「してましたよ。嬉しそうに」
「なによ!恋愛経験なさそうなあんたにそんなこと言われたくないから!」
「まぁ…そう…ですね。ただ、ムカつきました」
黒瀬はそう言ってたからスタスタと廊下を歩いていく。
なに怒ってんのよ。
ムカついた?
なにが?!
別に黒瀬に迷惑かけてないじゃない。
なんなのよ。
本当意味わかんない!!!!



