「ここって…」
「俺の家」
「え?!」
二階建ての家の前でマコトくんと話す。
「両親、夕方まで帰らないから」
「え?!」
どういうこと?!
へ…マコトくん、そういうこと?!
でもちょっと早すぎじゃない?
付き合ってまだ1カ月も経ってないじゃん。
チューするのが早かっただけで…
「嫌?入るの」
玄関を開けるマコトくんにそう言われて、私はゆっくり首を横に振る。
マコトくんは優しんだもん。
こんなとこで嫌だなんて逃げたら、もっと傷つけちゃう。
でも…。
やっぱりマコトくんも私のことはそういう目でしか見てなかったのかなって悲しくなる。
玄関に入り、案内されるまま、二階にあるマコトくんの部屋に向かう。
「緊張してるの?」
一階からお茶を持ってきてくれたマコトくんが笑顔でそういう。
「…うん」
マコトくんの部屋の中央にあるテーブルの横に座り、後ろのベッドに背中を預ける。
「莉子ちゃんの照れた顔、好きだよ」
マコトくんが横にきてそういう。
「へ?!……っん」
マコトくんのセリフに驚いていると横からマコトくんにキスされる。
あー。
やっぱりそういうことなんだ。
マコトくんも。
今までの男と変わらないのかも。
私だけ、今度こそって期待してただけで。
「莉子ちゃん…好き。莉子ちゃんが思ってる以上に俺…好きだよ…すごく」
唇を離すと、マコトくんはそう言ってわたしをぎゅっと抱きしめた。
「…ありがとう」
私も抱き締め返す。
「それで…莉子ちゃんに見せたいものがあるんだ」
「へ?」
思ってなかった流れに驚く。
マコトくんは私から体を離すと立ち上がって、クローゼットを開けて、奥の方で何かを探し出した。
え。
なに。
なんなのマコトくん。



