「やっぱりお化け屋敷かー」
黒瀬の部屋でお菓子を食べながらそういう。
「こぼさないでください」
「こぼしてない〜私こういうのは器用だから」
「…まぁ、お化け屋敷が現実的ですね。費用もかかりませんし」
「黒瀬はそれでいいの?」
「僕はなんでも」
「怖くない?」
「この間もそうですけど、どうして水谷さんはやたら僕にそう聞いてくるんですか?」
「…いや、別に…なんとなく?」
「自分が苦手とか」
「…な!んなわけないでしょ!」
図星だったから、途端に焦る。
「じゃあ、参考のためにいきましょうか」
「へ?!」
「お化け屋敷」
う…うそ…?
「いや、黒瀬いかないって…」
「参考ですよ。決まったのならクオリティ高いもの作りたいですし」
勉強もそうだけど…
黒瀬ってなんでなんでもテキトーにやろうって思わないんだろう。
その方が楽なのにわざと自分を追い込む。
「別にユルくいこーよ」
「ダメです」
!!
一言そう言って、私の持ってたポテチの袋から一枚ポテチを取り出して食べた黒瀬。
突然顔が近くなり思わずドキッとする。
なに今の。
なんか…黒瀬といると調子狂うな…。
「じゃあ、週末。近所の児童館がやってるお化け屋敷にいきましょう」
「え…ちょ、急に…」
「急ではありません。週末です」
「いや、だから、、私の予定とか…」
私が喋ってるのに黒瀬は私に部屋から出て行くように促す。
「楽しみにしてますから」
「えっ…ちょ…」
バタン
もう…
なんなのよ…



