「これが10月半ばに行われる中間テストの予定と、その日までの2週間のスケジュールです」
3時間くらい、黒瀬の作った問題を解く作業を行ってから、黒瀬は事前に作ったらしい予定表を私に渡した。
朝から晩までぎっしりの予定表。
見てるだけでクラクラした。
「ねーこんなにやらなきゃダメなの?」
「やるならすべて60点以上は目指しましょう」
「はぁ?!別に赤点じゃなきゃいいの!」
「僕のやり方に不満があるならやめますか?」
コノヤロウ…。
なんでわざわざ人を追い込むんだ。
「わかったわよ…でも、1日くらい遊ぶ時間、あるわよね?」
「はい?」
聞いた私がいけなかったみたいな顔をする黒瀬。
「ないんだ…」
「この成績を人に見られて恥ずかしくないんですか?死ぬ気で勉強してくださいよ」
矢が2本ほど心臓に突き刺さる。
そこまで言わなくったって…。
「あと2時間、問題を解いて今日は終わりましょう」
「あと2時間?!?!今、夜の10時だよ?黒瀬、時計読める?!」
「夜はこれからです」
黒瀬は意地悪そうな顔で少し口角を上げるとそう言った。
…鬼。



