メガネ男子と同居中


午後7時。

私の部屋で黒瀬との勉強タイムが始まった。

「黒瀬はさー、なんでそんなガリ勉男子になったわけ?」

問題をノートに書いてる黒瀬にそう聞いてみる。

素朴な疑問だ。

高校生にもなればモテたい欲求が出てきて、カッコつけたりするもんなのに。

黒瀬は全く興味なさそう。

「ねぇー黒瀬〜聞いてる?」

「水谷さんのテスト勉強のための時間です。僕の話をする時間じゃありません」

「チェ…」

「逆に聞きます。どうしてこんなふざけた点数が取れるんですか」

黒瀬はそういうと私のテスト答案用紙をヒラヒラとさせた。


「ぎゃ!なにそのコピー!」

川崎が黒瀬に渡したんだろう。

「返して!!!!」

私はそう言って黒瀬から用紙を奪おうとする。


「僕がもらったので、僕のものです。はじめから水谷さんのものではないし、第一、持ってるでしょ」

うぅ…そうだけど。
でも、もともと私の答案のコピーであって…。

「いいから返し…きゃっ!」

答案のコピーを奪おうと黒瀬と応戦していると、いきなり黒瀬に押し倒される。


な、な、な、な、なんなんだ!!