「おはよ、莉子ちゃん」
「あ、おはようございます!」
黒瀬パパがピシッとスーツを決めて降りてくる。
やっぱり一瞬だけ、その組のものに見える強面の雰囲気。
でもしゃべると優しんだよな〜〜。
「どう?昨日はよく眠れたかな?」
「はい。ぐっすり!ベッドもふかふかですし!」
「それは、よかった」
黒瀬パパはそう言ってパンにバターを塗ってパンを半分に折ってから口の中に入れる。
「そういえば、黒瀬、お兄さんいるんですね!」
「あぁ、6歳年上のね」
「へー」
黒瀬のお兄さんなら、やっぱり黒瀬に似て、メガネでガリ勉なのかな?!
それとも真逆でヤンキーだったり。
「黒瀬に似てるんですか?」
「いや、似てはいないね。顔は似てるだろうけど、性格は…全然。上の子の方が甘え上手だね」
「なるほど…」
甘え上手…。
いろんな想像をしていると、あっという間に学校に向かう時間になってしまう。
「あ、そろそろ行ってきます!」
慌てて歯を磨いて、私は2人に丁寧にそういうと、玄関をでた。



