「冬休み…ごめんね?」
「あ、ううん!!大丈夫だよ!これからたくさん思い出作ればいいし、それに私なんかとの時間より、おばあちゃんの方がずっと大事だし…」
黒瀬と別れた後、私はそのままマコトくんの家に向かった。
マコトくんから『うちに来て欲しい』と連絡をもらったから。
それで今、マコトくんの部屋で二人っきり、2度目のおうちデート。
「莉子ちゃん…」
マコトくんは静かに私の名前を呼ぶ。
「何?……わっ!」
マコトくんにいきなり抱きしめられる。
「…ずっと会いたかった」
耳元でマコトくんがそうつぶやく。
「…わ、私もマコトくんに会いたか…っん」
マコトくんに突然唇を奪われる。
「…マ…っ…マコトくん…っんん」
いつもの優しい重ね方じゃなくて、少し乱暴で強引。
マコトくん、なんかおかしい…。
「ちょっ…待って…息が…」
息継ぎをしようと少し体を離そうとするけど、マコトくんのキスは止まらず、そのまま私の体は、ベッドに押し倒されてしまう。
「マコトくん!どうしたの?!」
私の声なんか、まるで聞こえてないみたいに、マコトくんは私の両腕を強く掴まえるとまたキスをしてくる。