玄関からやってきた男の子は、身長が高くて、黒髪でメガネの…
って…
はぁ?!
「黒瀬?!?!なんであんたがここに!!!」
そこには学年で一番地味で暗い、黒瀬 葵が立っていた。
「こんにちは。黒瀬 葵です」
黒瀬は丁寧にうちのママに挨拶する。
いやいやいやいや、なんで?!
なんで黒瀬?!
っていうか、ここ、黒瀬んち?!
「や、あ、あの、ありえないから!」
私は慌ててソファを立つ。
「あれ?莉子ちゃん、葵のこと知ってるの?」
麻友さんが、私の顔を見てそういう。
知ってるも何も地味で暗くてガリ勉って有名だよ。
ここまでアレだと逆に目立つし。
「お、同じクラスです…」
「あらー!そうなの?葵、何にも言ってくれないから莉子ちゃんのこと知らないのかと思った〜じゃあ、仲良くしてね?」
麻友さんは明るくそういうと、私と黒瀬の肩に手を置いて「仲良し〜仲良し〜♪」と歌う。



