「なんだって〜〜?会いたくなっちゃったって言われた?」
優子がニヤニヤしながらそう聞く。
「…マコトくん、おばあちゃんが倒れちゃったみたいで、冬休みは田舎に帰るんだって」
「え?!」
「あんなに予定立ててたのに!」
2人が驚く。
「仕方ないよ…私はいつでもマコトくんに会えるけど、おばあちゃんは…」
「そうだけどさ、付き合ってまだ浅いのに…」
「私にはどうすることもできないよ」
「だよねー」
いいんだ。
マコトくんとはまた会える。
会えなくなっちゃうかもしれないおばあちゃんに今はたくさん時間を使ってほしい。
「女って生き物は、遠くの恋人より近くの男のこと好きなるものだよ?気をつけてね!」
優子は軽く私の肩をポンポンとしてから、優しく笑った。
近くの男…。
嫌いな顔が浮かび上がる。
黒瀬…。
「ないないない!黒瀬とかないから!!」
「はい?何言ってるの?クラスの男子だっていつでも莉子のこと狙ってんだよ!って話。誰があんなにガリ勉。莉子が相手にしないことぐらいわかってますー!」
「あ、、そ、そういうこと…」
なんでだろう。
今すごく…。
ドキッとした。



