「いやーあのオチはありきたりだね。もっと期待を裏切って欲しかった」
「まぁ恋愛映画なんてそんなもんでしょ。ハッピーエンドじゃない恋愛映画なんて、誰が見たいと思うのよ」
冬休みに入り、優子とユキ3人で映画を見たあと、2人が映画の感想を言い合う。
「まぁ、リアルにああいう胸キュンしたいよねー」
「莉子は結構胸キュン満載の人生じゃない?今だって、彼氏いながら別の男の家に住んでるんだもん」
「相手は黒瀬だけどねー」
ユキが嫌そうにそういう。
「何にもないよ。普通普通」
「ぶっちゃけ、黒瀬って家でもああなの?」
「んー、基本あんな感じだよ」
「楽しくないなー。異性と同じ屋根の下で住んでるんだから何かあってもいいよね〜」
「起きたら隣に寝てるとか!!」
「ないない…」
「チューされちゃったりとか!」
!!
ユキのそのセリフに少し驚く。
黒瀬にキスされたのを思い出す。
あーだめだだめだ。考えない考えない。



