春、さくら、君を想うナミダ。[完]




彼は、隣にいる友達に気づかれないように、



あたしを見てニコッと微笑む。



そのまま何事もなかったみたいに、彼は友達と話しながら階段を下りていった。



……心臓が止まるかと思った。



胸に手をあてながら、ドキドキする気持ちを必死に落ちつかせる。