春、さくら、君を想うナミダ。[完]




さっそくクラスの女子たちは、仲のいい友達同士でグループになっていく。



日頃からひとりぼっちのあたしは、どうすればいいの?



普段から悪口を言われて嫌われているのに、



グループに入れて欲しいなんて、そんなこと簡単に言えるわけない。



あからさまに嫌な顔をされることは目に見えている。



どうしたらいいかわからないまま、



その場から動けずに時間だけが過ぎていく。



すでにグループになった周りの女子たちは、



どんな曲にするかという話で盛り上がっていた。



あたしがひとりぼっちでいたって、



誰も気にしてくれない。



声をかけてくれる優しい人なんて、このクラスにはひとりもいない。



みんな自分さえよければ、それでいいんだ。



だけど、このままなにもしないでいるわけにもいかない。



どうしよう……。



体育館の隅にひとりで立っていると、険しい表情をした先生が近づいてくる。