「かっ……可愛くないからっ」
「めちゃくちゃ可愛いって」
「も、もぉいい……やめて……」
ドキドキが止まらなくて、心臓が壊れそう。
彼はあたしの頬から手を離すと、あたしの瞳を見て微笑んだ。
「だって、本当のことだし」
そう言ってあたしの膝に頭を乗せたまま、彼はもう一度瞳を閉じた。
ハルくんの頬に、触れたい。
どんどん欲張りになる。
もっと、もっと。
触れてほしいって、わがままな気持ちになる。
この胸のドキドキも。
触れたいとか、触れてほしいとか。
そんなふうに思うのも。
全部、全部。
ハルくんだけ……。



