「あ、ありがとう……」 彼の力強い腕、 ぬくもり…… ほのかに香る彼の爽やかな匂い。 どうしよう……。 胸がドキドキして苦しいよ。 「大丈夫か?」 頭の上から聞こえた、彼の優しくて低い声。 「うん……大丈夫」 胸の大きな音が聞こえてしまわないように、 あたしは慌てて彼から離れた。