立ち止まったあたしに気づいたモモは、 あたしの足元に近づいてきて、どこか悲しげな瞳であたしを見ていた。 きっと、モモには あたしの気持ちが わかるのかな……。 「そんな瞳で見ないで」 地面にしゃがみこんで微笑むあたしは、モモの頭を優しく撫でた。