春、さくら、君を想うナミダ。[完]




「……ごめんね」



「謝って欲しいんじゃない。俺に心開いてくれたこと一度でもあった?」



顔を上げると、



彼は悲しげな瞳であたしを見ていた。



「もういい……」



彼はベンチから立ち上がって、つぶやく。



「別れよ、俺たち」



あたしをその場に残して、彼は去っていった。