春、さくら、君を想うナミダ。[完]




この数日間、ハルくんと話をしなかった。



電話がきても、無視していた。



あの日、



ハルくんが石黒さんとキスをしていたことを、直接聞く勇気はなかった。



あたしと付き合ってるのに、他の子とキスをしていた。



それだけでもう、彼の気持ちがあたしにないことは。



心変わりをしたことは、確かだった。



ハルくんのこと。

いじめのこと。

家族のこと……。



もう限界だった。