春、さくら、君を想うナミダ。[完]




「なに?まだ言いたいことがあるの?」



冷たく返され、あたしは言葉が出なかった。



あたしは立ち上がり、和室を出ていく。



お母さんに話しても、わかってもらえるわけない。



話してもムダだ。



あたしの気持ちなんて、考えてくれたことないんだから。



お母さんには、お姉ちゃんが大事だった。



あたしなんて、本当はいらなかったんでしょ。



だったら、あたしのことなんて生まなきゃよかったのに。



なんであたしは……ひとりぼっちなの?



昔からずっと、どうしてひとりぼっちにするの?



目を閉じたら、涙が頬を伝った。



……誰もいない。



あたしには、誰もいない。



いつだって、ひとりぼっちなんだ。



きっと、そういう運命なんだと思う。



もう終わりにしたい……。



なにもかも壊して、遠くにいきたい。