春、さくら、君を想うナミダ。[完]




どうしたらいいのかわからない。



ただただ悲しくて。



ハルくんと過ごしてきた時間が一気によみがえってきて、涙があふれる。



あたしは両手で顔を覆い、声を押し殺して泣いた。



「……っ……ハルくん……」



あたしは自分に自信が持てなかった。



ハルくんと付き合い始めてからもずっと、



自分のことを好きになれなかった。



友達もいない。



クラスではいつもひとりぼっち。



いじめられていても、誰にも助けてもらえず無視されている。



暗くて、地味で。



気持ちも素直に言えなくて。



あたしのいいところなんて、ひとつも見つからない。