春、さくら、君を想うナミダ。[完]




「別れたいのに別れられなくて悩んでるって……そう言ってた」



ハルくんが……



そんなこと言っていたなんて。



いつから……?



いつからあたしと別れたいと思ってたの……?



「アイツのためにも、早く彼女と別れさせてあげたいんだけどね」



確かにあたしたちは、一時期ケンカばかりしていた。



仲直りしたくても、あたしからはいつもなにも言えなくて。



ハルくんのほうから仲直りしたいと連絡がくるのを、いつも待っていた。



この前も少し言い合いになって、



それからなんとなく気まずくなってしまった。



一緒にいてもあまり会話も続かなくて、



手もつないでくれなくなった。



あたしのこと、



もう好きじゃなくなっちゃったのかもしれない。