先生の声に顔を上げると、 先生はぐちゃっと丸められた白い紙を広げて見ている。 「麦田、これはどういうことだ?」 「え……?」 先生は横目であたしを睨んだ。 「麦田のイスの下に落ちてたんだが」 あたしはわけがわからず黙ったまま先生の顔を見つめる。 「カンニングしたのか?」