春、さくら、君を想うナミダ。[完]




先生の声に顔を上げると、



先生はぐちゃっと丸められた白い紙を広げて見ている。



「麦田、これはどういうことだ?」



「え……?」



先生は横目であたしを睨んだ。



「麦田のイスの下に落ちてたんだが」



あたしはわけがわからず黙ったまま先生の顔を見つめる。



「カンニングしたのか?」