春、さくら、君を想うナミダ。[完]




泣き疲れて、



あたしは仏壇の前でいつのまにか眠っていた。



寒くなって目を覚ましたときには、



窓の外が暗くなっていて、夜だと気づいた。



愛犬のモモが、あたしのそばで眠っていた。



いつからそばにいてくれたの?



あたしは眠っているモモをそっと撫でる。



家の中は静かで、



まだお父さんもお母さんも帰ってきていなかった。