あたしは教室を出て、廊下を走った。 なんであんなこと言われなくちゃいけないの……? もし合コンに行ったら、 あたしと友達になってくれるの? 人のことを見下すような友達なんて。 あんなふうに人の悪口を言う友達なんて、必要ない。 都合のいいときだけ利用される友達なら、 あたしは、ひとりぼっちのほうがずっといい。 階段を下りようとしたとき、後ろから腕をつかまれた。 「さくらっ」 振り向くと、ハルくんが息を切らしながら、 あたしの腕を掴んでいた。