春、さくら、君を想うナミダ。[完]




「ふふっ。ハルくん、何個口に入れるつもりなの?」



イチゴを頬張る彼。



「んんんもごもごっ」



なんて言っているのかわからなくて、



そんな彼を見てあたしは笑っていた。



「あぁ~うんまぁ~」



「贅沢な食べ方したね」



「さくらもやってみれば?」



「やらないよぉ」



「え?なんで?……てかなんでそんな笑ってんの?」



「だって……頬張ったハルくんの顔が面白くて」



楽しい。



朝からずっと笑ってる気がする。



「さくらがそんなに笑ってくれんなら、もう1回やっちゃうけど」



「ふふっ。ちゃんと味わって食べて?」



「はーいっ」



その後も、



彼と食べさせ合ったりしながら、甘いイチゴを思う存分食べつくした。