春、さくら、君を想うナミダ。[完]




トイレで何度か吐いたあと、保健室のベッドでしばらく横になっていた。



いままでのことがよみがえってきて、



枕が涙で濡れていく。



声をもらさないように、



頭まで布団をかぶって静かに泣いていた。



「大丈夫?」



保健の先生の声が上から聞こえた。



あたしは慌てて涙をぬぐい、布団から顔を出す。



「……平気です」



「おうちの人に連絡して迎えに来てもらう?」