春、さくら、君を想うナミダ。[完]




結局、ろくにダンスの振りを覚えられないまま、



今日はダンス発表会の日。



同じグループの彼女たちは、あたしのことをどう思っているのかな。



あたしがダンスを踊れなくても別にかまわないのだろうか。



ろくに振りを覚えられず、



彼女たちに迷惑をかけてしまうことはあきらかだった。



ただの笑い者になって終わるのは、目に見えている。



きっと、先生にも叱られるんだ。



だけどもう、いまさらどうにもできない。



覚えたところだけでも、なんとか踊るしかない。



机に突っ伏して目を閉じる。



「……はぁ」



朝からずっと落ちつかなかった。