バスを下りたあたしは、 湖畔沿いの道を歩いて、彼が待つベンチへと向かった。 何度も立ち止まって、来た道を戻ろうとも考えた。 あたしの弱虫……。 行かなきゃ。ハルくんが待ってる。 行かなくちゃ。 歩いていくと、ベンチに座っている彼の後ろ姿が見えてきた。 落ち葉を踏む音に気づいたのか、彼が振り向く。