春、さくら、君を想うナミダ。[完]




学校からバスに乗って、あの場所に向かった。



ハルくんの待つ、湖畔のベンチ。



心の準備をして教室を出たつもりなのに、



バスの窓から流れる景色を見つめていたら、不安になってきた。



“ごめんね”



それだけは絶対に言おう。



たとえ、彼が許してくれなくても、



別れたいと言われても……。