春、さくら、君を想うナミダ。[完]




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放課後、
あの場所に来て

待ってる
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あたしは画面を見つめたまま動けなかった。



……もしかして、別れたいって



そう言われるのかな。



きっと、そうだよね。



うつむくあたしは、ケータイを胸元にあて、瞳を閉じる。



……別れたくない。



ハルくんと別れたくないよ。



謝りたい。

別れたいって言われる前に、謝らなきゃ。



だけど、



どんな顔して会えばいいのか、わかんないよ。



クラスメートが帰っていく中、あたしは教室に残っていた。



席に座ったまま、



ケータイの画面をジッと見つめていた。