春、さくら、君を想うナミダ。[完]




でも、彼から電話は来なかった。



あんなひどいことを言っちゃったんだし、



いくら優しい彼でも、怒ってるに決まってる。



だけど、謝る勇気が出なかった。



また昨日みたいに、何があったのか聞かれるのが怖い。



何でもないって言っても、



彼はあたしの笑顔が偽りだって見抜くから。



クラスのこと、バレたくない。



ハルくんには何も知られたくない。



あたしたち、このまま終わっちゃうのかな……。