春、さくら、君を想うナミダ。[完]




こんな夜中に、かかってくるわけない。



もう、きっと寝てるはず。



こんな明け方に、電話がくるわけない。



頭では、そうわかっていながら。



彼の電話を待ってた。



そうして眠れないまま、



いつのまにか夜も明けて



小鳥の鳴き声とともに、朝日が昇った。



あたしは、朝までずっと。



ハルくんからの電話を待ってた。