春、さくら、君を想うナミダ。[完]




曲だけじゃなくて、ダンスの振り付けまでも、



あたしの知らないところで決まっていた。



普段から仲良しな彼女たちは、体育の時間以外に練習していたんだと気づいた。



最初から仲間はずれにされることくらい、わかってた。



それでもここまでされるとは思ってなかった。



だけど、踊らなきゃ先生に怒られてしまう。



どうしよう……。



こうして見ているだけじゃ難しくて、全然ダンスの振りを覚えられない。



もう……やだよ……。



ここから逃げたい。いなくなりたい。



早く授業が終わって欲しいと、時計の針ばかり気にしていた。



どうしてこんな思いしなきゃならないんだろう。



泣きそうになるのを必死にこらえていた。