春、さくら、君を想うナミダ。[完]




体育の時間は、相変わらず憂鬱でたまらなかった。



来月のダンス発表会に向け、各グループにわかれて練習している。



最初からグループに入れてもらえずにひとりぼっちだったあたしは、



体育の先生の一言によって、



無理やりグループに入れてもらうことになった。



先生が選んだそのグループは、



クラスの中でも派手な子、可愛い子たちが集まっているグループだった。



彼女たちも嫌々あたしをグループに入れてくれたことはわかっている。



仲良くなれるわけない。



普段から彼女たちは、見下したような目であたしを見ているのに。



まるで自分たちがクラスでいちばん偉いかのような態度をとっていて、



教室では彼女たちのそばを通るだけで、嫌な気持ちになった。