春、さくら、君を想うナミダ。[完]




いつもと違って、ちょっぴりいじわるな彼。



ヤキモチをやくハルくんは可愛いと思うけど、



早く機嫌を直してほしいという気持ちもある。



「本当にあたしからキスしたら、機嫌直してくれる?」



「うん」



彼は満面の笑みでうなずく。



なんであたし、こんなに彼の笑顔に弱いんだろう。



「わかった……」



そう言ってあたしは背伸びをしてつま先で立ち、



彼の左頬に軽くキスをした。