「今度は絶対に離れないからって、ずっと言ってるよ。 この間は、盗作の絵について、先生に抗議してくれたみたいだし」 「え、そうなの?」 「うん、私はいいのにって言ったんだけど……」 『このままにしておくのは、私が嫌なの。 盗作は、やっちゃいけないことだもん』 「ははっ、すごいな幸ちゃん」 「そう言って聞かなくてさ……」 「幸ちゃんは、本当に里沙ちゃんのことが大切なんだね」 「そう、なのかな……」 そうだったら、嬉しいな……