『あんた、こんなもの使っても意味ないんだから、もういらないよね』 何言ってるんですか、先輩。 私の絵の具、返してください……! ベランダから、捨てようとしないで……! 「っやめて!!」 「ちょっ……離しなさい、よ!!」 先輩の制服に掴みかかった私は、そのままもつれ合いになった。 そして、先輩が力一杯私の腕を振りほどき……