ぴったりと私のすぐ隣に座る中島くん。 あまりにも近すぎて鼓動が早くなる。 後輩なのに 出会ったばかりなのに やばい 近すぎないか…? 中島くんの顔をじっと見ていると顎のあたりにできたばかりの切り傷があった。 そっと手をのばす。 「先輩…?」 その手をパシッとつかまれた。 この体勢はダメだ。 照れ隠しで 「え、あ、いや、怪我…してるから!絆創膏貼ろう!」 バレバレの照れ隠し。 絆創膏に手を伸ばす。