話してくれている子が指さした先には

頬からかすかに血が滲んでいる
 3人の女子が固まっていた。

「で、あの子が謝れって言ったら今の状況に」

と、呆れた顔で教えてくれた。

つまり、あのデブが全部悪いってことね。

「今すぐ叩き潰したいところだが、そうだな。」

何言ってんの?

「明日、タッグバトルしようぜ。
それでお前が勝った見逃してやるよ」

そういうとガハハハハと笑って教室を出ていった。

「奈々。行かなくていいの?」

近くにいた子が説明をしてくれていた子に
言った。