「どうか、王国にお戻りください。」


「なんで?エミラお姉さまがいるわ。」


そう、6つ上のエミラお姉さまは
完ぺきと言っても過言ではない。
そんな、すごいお姉さまがいる。
私がいなくても大丈夫だと
思ったから王国を出てきたんだもん。


「エミラ様はエラ様が王国を出ていかれた後
ご自分を痛めつけ
お部屋に閉じこもってしまわれました。」


お姉さまが・・・。

あの、いつも国のために動いていた

お姉さまが。