ベルライト ~ 瞬間(とき)の覚醒 ~ 完


「いい加減にしなさい。」

「誰だ貴様は?邪魔をするな。」


ほぅ。
いくら王族の証である瞳の色を変えていても、
私にそんな口を利くなんてねぇ。

「よく見なさい。」

目を閉じて、元の私の瞳に。
黒からエメラルドグリーンに。

「もう一度言うわ。いい加減にしなさい。」

「その、瞳の、色は、あなたは、」

「ははぁぁぁ。」

「申し訳ございませんでした。」