お嬢様が挨拶に来た。 毛先をカールさせて、メイクもバッチリの、薄いピンクの背中が大きく開いたドレスが眩しい。 美人だ。スタイルも抜群で品はあるのにすごく色っぽい。 「妬むなよ」 壬言さんにボソッと耳打ちされる。 「私やっぱり、壬言さんがいいわ」 「えっ!?」 「野性的な感じが素敵…」