ピピピッ━━、ピピピッ━━。

「……ん……」

携帯の電子音で目を覚ます。

「……今何時?」

時刻は夜中の1時。

どうやら、泣きながら寝てしまった様だ。

「こんな時間に誰よ……」

ボーッとしながらポケットをまさぐり、携帯を取り出す。


メールが一件。


ディスプレイを見て、一気に目が覚めた。

「佑くんだ……」

ガバッ!と起き上がり、なんとなくベッドの上に正座をする。

寒さと、なんて書いてあるか分からない恐怖で、操作をする手が震える。

恐る恐るメールボックスを開き、内容を確認した。

そこには、なぜ近藤 和架子と一緒にいたのかの説明が書かれていた。