「んなっ!」

タンッ!と、勢いよく『enterキー』を押して立ち上がる。

ダメだ。

気晴らしでもして来よう。


オフィスを出る。

誰かがいたら帰ろう、と覗いたカフェテラス。

幸い誰もいなかったので、自販機で温かいミルクティーを買って、イスに腰を下ろした。

(5分位、良いよね。急ぎの案件もないし……)

でも見付かって小言言われるのも嫌だから、観葉植物がある、若干死角になる場所へ移動した。

思いの外熱くなっているミルクティーを、一口飲む。