20分後━━。

「……ふぅ……終わり…ました……」

『杉崎弟』が、最後の『Enter』を押した。

「…………」

「……夏夜さん?」

「……す……すっごいっ!」

私は感動の余り、『杉崎弟』の手を取ってピョンピョン跳び跳ねた。