1センチ。


言ったら、もう何人かの生徒が見学していた。


「しつれいしまぁーす……」

私たちは声を揃えて言った。


「あ、見学?」

先輩らしき人に声を掛けられた。


「はいっ!!」

捺稀がやる気まんまんに答えた。

「わかった。私は、三年生の"松永千晴"です。よろしく!」

「私は、一年生の"岡 捺稀"です!」

「私は、、一年生の"本田美緒"です。」

私は小さい声でぼそっと言った。


「了解!捺稀ちゃんと、美緒ちゃんね。じゃあ、こっち来て」

私たちは先輩のあとについていった。